造形面から

3歳の頃からクレヨンやペンを持って、グルグル描き始める子供ですが、最初は単に「手を動かしたらかけちゃった!」という偶然発生的なものから、次第に頭と手と心を使ってその子にしか描けないコドモワールドを作り出していきます。その世界は大人の固い頭では考えられない素晴らしいものです。好きなもの、こだわりのあるものには時間を忘れて熱中しますが、そのこだわりは一人一人異なるものであり、その個性を上手く引き出すことにより子供は自信を持ち成長していきます。絵には答えがひとつではありません〜子供の数だけ世界が広がります。子供のこだわりは芸術の根底にあるもので、大切にしなければならないものだと考えます。

アートセラピーとして

まだ言葉の上手く使えない幼児では、絵が子供の心を写し出す鏡となります。その中には子供の心からのメッセージが沢山隠されています。子供たちは言葉にできない感情や経験を絵によって表現しているのです。それを読み取り心の状態を知ることにより、子供に寄り添いそしてお母様とお子様の架け橋となれればと思っています。絵を描くということは、心の中の感情を出して発散するという意味であり、精神的にも一つの感情の壁を乗り越えて成長されることでしょう。

体験として

大きくなるにつれ、周囲の評価や言葉が気になりだして、だんだん自分を出すことが怖くなり絵が描けなくなることがあります。こういった時に幼児期にどれだけ楽しい造形体験をしているかということが関わってきます。実体験というのは非常に大切で、心と体で覚えた楽しいという感覚は大きくなってまたよみがえってきます。様々な素材、モチーフに触れることで、実体験を増やしていきます。



すずきかおり プロフィール
京都芸術大学 染織科卒
テキスタイルデザインの仕事をした後、アメリカでアメリカンキルトを学ぶ
現在、子育てをしながらキルト教室、こども造形活動をしています。
〜教諭免許(美術、工芸) アートセラピーコース終了〜